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議員提出議案の詳細情報

発議案第2号 年金積立金の適正運用の確保についての意見書

番号
発議案第2号
議決年月日
平成27年3月23日
議決結果
原案可決

内容

意見書提出先:衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣、内閣官房長官

 年金積立金の適正運用の確保についての意見書

 年金積立金について、長期的な観点からの安全かつ確実な運用を堅持するよう強く要望する。

理由
 我が国では、公的年金は高齢者世帯の収入の7割を占め、6割の高齢者世帯が年金収入だけで生活している。また、特に高齢化率の高い都道府県では県民所得の17%前後、家計の最終消費支出の20%前後を占めているなど、年金は老後の生活保障の柱となっている。
 こうした中、政府は、成長戦略である日本再興戦略(平成25年6月14日閣議決定)などにおいて、公的・準公的資金の運用等の在り方についての検討を掲げ、年金積立金管理運用独立行政法人(以下「GPIF」という。)に対し、リスク性資産の割合を高める方向での年金積立金の運用見直しを求めている。
 年金積立金は、厚生年金保険法等の規定に基づき、専ら被保険者の利益のために、長期的な観点から安全かつ確実な運用を堅持すべきものである。
 よって、国においては、年金積立金の適正運用の確保を図るため、次の事項について措置を講ずるよう強く要望する。

1 年金積立金は、厚生年金保険法等の規定に基づき、専ら被保険者の利益のために、長期的な観点から安全かつ確実な運用を堅持すること。
2 これまで安全資産とされてきた国内債券中心の運用方法から、株式等のリスク性資産の割合を高める方向での急激な変更は行わないこと。
3 GPIFにおいて、被保険者の意思が確実に反映されるガバナンス体制を構築すること。

 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

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