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議員提出議案の詳細情報

発議案第18号 ラグビーワールドカップ2019の岩手県・釜石市開催の成功に関する決議

番号
発議案第18号
議決年月日
平成27年3月23日
議決結果
原案可決

内容

 ラグビーワールドカップ2019の岩手県・釜石市開催の成功に関する決議

 ラグビーワールドカップは、FIFAワールドカップ、オリンピックと並んで世界三大スポーツイベントの一つであり、観客動員数220万人、全世界で42億人がテレビ等を通して試合を観戦する大規模なスポーツ大会である。
 ラグビーワールドカップ2019は、日本開催が平成21年7月に決定されており、釜石市では、東日本大震災津波の直後から、被災からの復旧・復興に向けた誘致の機運が高まり、平成24年7月には市教育委員会にラグビーワールドカップ誘致推進室を設置し、後に市・県民、様々な団体からなる開催都市立候補支援連絡会を立ち上げ、昨年10月末には岩手県と共同でラグビーワールドカップ2019の開催都市に立候補するなど、開催地決定に向けて精力的に取り組んできた。
 その結果、去る3月2日に開催されたラグビーワールドカップリミテッド理事会において、岩手県・釜石市が開催地に決定されたところであり、当地を開催地の一つとして選んでいただいたことに、深く感謝の意を表するものである。
 東日本大震災津波により大きな被害を受けた本県において、世界的な大会が開催されることは、世界からいただいた多くの善意や支援に感謝し、復興した被災地の状況を世界に発信するこれ以上ない機会であると同時に、本県のスポーツ振興に大きく貢献するものとなる。
 しかしながら、大会開催に際しては、観客数最低1万5,000人収容のスタジアムが必要であるが、開催地の中でこの規模のスタジアムがないのは当地だけである。震災により社会資本等に甚大な被害を受け、開催に向けては、競技会場に係る建設費だけでなく交通アクセス、宿泊施設等のインフラ整備など、復興の実現と併せて様々な課題を抱えているところである。
 よって、ラグビーワールドカップ2019の岩手県・釜石市での大会開催の成功に向け、県民のより一層の機運醸成と被災地の着実な復興に取り組むとともに、国及び関係機関に岩手県・釜石市の実情に見合った特段の財政支援を働きかけていくなど、本県議会が一丸となって取り組んでいくものである。
 上記のとおり決議する。

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