発議案第10号 畜産経営安定のための対策と緊急支援を求める意見書
議決日:令和5年10月20日
議決結果:原案可決
畜産経営安定のための対策を講ずるともに、緊急支援を行うよう強く要望する。
理由
ロシアによるウクライナ侵攻に伴う穀物相場の高騰や円安等の影響により、配合飼料価格が高値で推移している。また、原油価格や光熱費の長期的な上昇が、畜産経営を圧迫していることに加え、家畜市場の取引価格が低迷し、生産資材価格の上昇分を売上げで吸収できない状況が続いている。
今後の飼料価格の動向次第では、事態はさらに深刻化し、我が国の畜産業の経営が危ぶまれることから、飼料価格高騰の影響を緩和し、安定的な畜産経営を図るための対策を早急に実施する必要がある。
よって、国においては、畜産に係る経営安定を図るため、次の措置を講ずるよう強く要望する。
1 飼料価格高騰の影響緩和に向けた支援を継続すること。
2 将来にわたり持続可能な畜産経営が実現できるよう、経営安定対策の強化、拡充を図ること。
3 家畜市場の取引価格の低迷により、厳しい経営を続けている畜産農家に対する緊急融資等の支援の拡充を図ること。
上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。