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議員提出議案

詳細情報

件名

発議案第1号 「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を求めることについて

本会議議決結果

議決日:平成20年6月24日
議決結果:原案可決

内容

意見書提出先:衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣、文部科学大臣、文化庁長官

 「平泉の文化遺産」の世界遺産登録を求めることについて

 「平泉の文化遺産」(平泉−浄土思想を基調とする文化的景観)が、本年7月の世界遺産委員会において、登録の決定がなされるよう、なお一層の御尽力を賜りたい。

理由
 平泉は、12世紀に奥州藤原氏による浄土思想を基調として完成された当時の日本の北方領域における政治・行政上の拠点であり、自然地形に順応して造られた施設とその周辺の農村は、世界に誇れる良好な文化的景観が形成されています。
 また、「平泉の文化遺産」の根底には、「平和」を求める精神と、人と自然が共に生きる「環境」の精神が深く根づいており、今の時代にあって、その普遍的な価値はより一層、重要性が増してきております。
 本県では、平成20年の世界遺産登録を目指して取組みを展開してきましたが、本年5月に国際記念物遺跡会議(イコモス)から「登録延期」の勧告が示されたところであります。
 しかし、我々岩手県民は、すべての人々が平和に暮らせるようにという平泉の理念は、世界に対しても十分に貢献できるものと考えており、「平泉の文化遺産」は世界遺産に登録する価値があると確信しております。
 本県の先人は、これまで800年もの間、この文化遺産を守り続けてきたところであり、今後、岩手県民は、将来にわたって人類共通の文化遺産として大切に守り伝えていく覚悟でおります。
 つきましては、本県としても最大限の協力・支援をしていく考えでありますが、国においても、7月の世界遺産委員会での登録決定に向け、なお一層の御尽力を賜るよう、要望いたします。

 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

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