発議案第9号 公共工事の県内建設業者への優先的発注による県内建設産業の振興を求める決議
議決日:平成15年12月10日
議決結果:原案可決
公共工事の県内建設業者への優先的発注による県内建設産業の振興を求める決議
社会資本の整備は、地域の安全で安心な生活や、雇用を初め地域経済の活性化に与える影響は大変大きなものであり、この社会資本整備の直接の担い手である県内建設産業は、本県の基幹産業として、経済活動や雇用において極めて重要な役割を果たしている。
しかし、長引く景気の低迷により、雇用環境は依然として厳しい状況にある中、本県の財政状況も一段と厳しさを増し、公共投資の抑制を余儀なくされている。
このような公共投資の減少により、県内建設産業は激しい価格競争にさらされ今後も厳しい経営環境が続くものと予測され、就業者への影響も大きく、地域経済の活性化にとって多大な影響を及ぼすことが懸念される。
こうした状況の中、県内建設業者に対する公共工事の受注機会を最大限確保することは、技術力や経営基盤を強化するうえで重要であり、地域経済の活性化と雇用の拡大等を図るための喫緊の課題となっている。
よって、本県議会は、公共工事の発注に当たっては、工事種別ごとの分離発注の活用を図るなど、これまで以上に県内業者への優先的発注に努めるよう強く求めるものである。
以上のとおり決議する。