発議案第5号 岩手医科大学医学部の入学定員増を求める意見書
議決日:平成16年7月5日
議決結果:原案可決
意見書提出先:衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣
岩手医科大学医学部の入学定員増を求める意見書
医師過少地域である本県の地域医療を確保するため、岩手医科大学医学部の入学定員80名に地域枠としての20名を加え、入学定員を100名に拡大することについて特段の配慮をされるよう強く要望する。
理由
全国的に医師過剰と言われながら、東北・北海道地域においては医師不足が深刻な問題となっており、特に、産婦人科、小児科などの地域医療の確保・存続が危ぶまれている。
また、平成16年度より必修化された医師臨床研修制度においても都市部に研修医が集中する傾向が強く、医師の地域的偏在の解消を図るため地域の実情に即した医師養成制度が求められるところである。
岩手医科大学は、東北唯一の私立医科大学として、高度な医療の提供及び医師の養成に努めているが、地域の要請に応えていくためには医学部の入学定員について、地域枠に配慮した定員増を図ることにより卒業後も地元に定着する医師を養成していくことが極めて重要である。
よって、国においては、医師過少地域である本県の地域医療を確保するため、岩手医科大学医学部の入学定員80名に地域枠としての20名を加え、入学定員を100名に拡大することについて特段の配慮をされるよう強く要望する。
上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。