発議案第2号 政治資金の規正、透明化の推進を求める意見書
議決日:平成16年10月8日
議決結果:原案可決
意見書提出先:衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣
政治資金の規正、透明化の推進を求める意見書
国民の政治への信頼回復を図るため、政治資金規正法の強化など政治資金の規正と透明化の推進を図られたい。
理由
政治家の金品にまつわる不祥事、不透明な政治資金の収受は、国民の政治に対する信頼を大きく損ない政治不信の要因となってきたことから、これまで、政治家による不祥事があるたびに、政治資金規正法等が改正され、規正の強化や資金の透明化が図られてきた。
こうした中で、先般、日本歯科医師連盟から政党の政治団体への献金に関する問題が発生した。
このことは、いまだに一部政治家と業界のもたれあい、癒着の構造が是正されていないことを改めて示したものと言える。
また、今回の事件に関連して、政治資金団体を通したいわゆる「ひも付き献金」などの不透明な政治資金の問題と、それに対する法の不備も顕在化してきたところである。
これらの問題に対しては、世論調査でも厳しい結果が出ており、政治不信を増幅させたことは誠に憂慮すべき事態である。
よって、国においては、国民の政治への信頼回復を図るため、政治資金規正法の強化など政治資金の規正と透明化の推進を図ることを強く要望する。
上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。