発議案第8号 北方領土問題の早期解決等に関する意見書
議決日:平成16年12月15日
議決結果:原案可決
意見書提出先:衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣、沖縄及び北方対策担当大臣
北方領土問題の早期解決等に関する意見書
北方領土の早期返還を実現し、我が国とロシア連邦との間に真に安定的な平和友好関係を確立するため、一層強力な外交交渉を展開されるよう強く要望する。
理由
我が国固有の領土である歯舞群島、色丹島、国後島及び択捉島の北方領土の返還は、長年にわたる国民すべての願いである。
しかしながら、戦後59年を経た今日においてもなお、北方領土は返還されず、日ロ両国間に平和友好条約が締結されていないことは誠に遺憾である。
日ロ両国間における政治対話を促進し、北方領土問題を解決して安定的な友好関係を確立することは、両国間の基本関係の正常化のみならず国際社会の平和と安定に大きく貢献するものと確信する。
来年は、択捉島とウルップ島の間に両国の国境を定めた日魯通好条約締結
150周年という歴史的な節目の年に当たり、ロシア連邦のプーチン大統領の日本訪問も予定されている。
よって、国においては、この機をとらえ、北方領土の早期返還を実現し、我が国とロシア連邦との間に真に安定的な平和友好関係を確立するため、一層強力な外交交渉を展開されるよう強く要望する。
上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。