発議案第1号 内閣総理大臣主催「桜を見る会」疑惑の徹底究明を求める意見書
議決日:令和元年12月11日
議決結果:原案可決
意見書提出先:衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官
内閣総理大臣主催「桜を見る会」疑惑の徹底究明を求める意見書
内閣総理大臣主催の桜を見る会に係る疑惑を究明し、国民に対し説明責任を果たすよう強く要望する。
理由
桜を見る会は、内閣総理大臣が各界において功績、功労のあった方々を招き、日頃の御苦労を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催しているものであり、その費用は税金からまかなわれている。
国会での質疑や新聞報道によると、功績や功労の有無にかかわらず安倍晋三後援会関係者が多数招待されていること、桜を見る会の前日に安倍晋三後援会主催の都内観光ツアーや桜を見る会前夜祭など公的行事と一体化した後援会行事が行われていること、また、この桜を見る会前夜祭は後援会の主催であるにも関わらず収支が政治資金収支報告書に記載されていないなど、公的行事の私物化や政治資金規正法違反などの疑念が持たれており、政府も国民に対し十分な説明を行ったとは言い難い状況である。
よって、内閣総理大臣主催の桜を見る会に係る疑惑を究明し、国民に対し説明責任を果たすため、次の措置を講ずるよう強く要望する。
1 国会においては、内閣総理大臣主催の桜を見る会への国民からの疑惑の究明を図ること。
2 政府においては、安倍総理大臣にかかる一連の疑惑について自ら説明責任を果たすこと。
上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。