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議員提出議案

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件名

発議案第2号 平成19年度岩手県最低賃金改正等に関する意見書

本会議議決結果

議決日:平成19年7月4日
議決結果:原案可決

内容

意見書提出先:岩手労働局長、岩手地方最低賃金審議会長

 平成19年度岩手県最低賃金改正等に関する意見書

 県内勤労者の労働条件の改善のため、岩手県最低賃金の引き上げなど、適切な措置を講じられたい。

理由
 岩手県最低賃金は、県内勤労者の労働条件向上に向けた法定最低賃金の役割を担ってきたが、雇用形態の多様化により、パート、アルバイト、派遣社員、契約社員等の非正規雇用労働者の比率が年々上昇し、低賃金層が拡大しており、また、岩手県の現在の最低賃金額は、時間額610円と一般労働者の賃金と比較して極めて低い水準に設定されており、全国最下位となっている。
 こうした中において、賃金の最低額を保障することにより労働条件の改善を図り、労働者の生活の安定、国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする最低賃金の改善は重要な課題である。
 ついては、平成19年度の岩手県最低賃金の改正に当たり、次の措置を講ずるよう強く要望する。

1 一般労働者の賃金水準の適切な反映、経済諸指標との整合性の確立、さらには中央水準との格差是正などを踏まえた上積みの改正を図ること。
2 岩手地方最低賃金審議会の自主性を尊重すること。
3 岩手県内で最低賃金以下の労働者をなくすために、事業所に対する指導監督を強化し、最低賃金制度の周知徹底を図ること。

 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

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