発議案第3号 地域医療を守るための県立病院の医師確保を求める決議
議決日:平成19年7月4日
議決結果:原案可決
地域医療を守るための県立病院の医師確保を求める決議
少子高齢化の進展や医療ニーズの多様化、医療の高度化・専門分化、さらには勤務医の労働環境の厳しさなどにより、昨今の医療をめぐる環境は、医師の絶対数不足や地域あるいは診療科ごとの偏在などにより、医師不足が逼迫化しており、なかでも、本県では、保健医療圏の中核を担う広域基幹病院においても、基礎的な診療科等、地域住民の生命を守るための医療提供体制が危機的な状況を迎えており、地域住民の不安が拡大している。
昨年、国の新医師確保総合対策が策定され、岩手医科大学の入学養成数が拡充される等、中長期的な取り組みが開始され、県においても、医師確保対策室を設置して医師の招聘やドクターバンクによる登録医の募集等、諸施策には取り組んではいるものの、短期的・緊急的な医師確保対策は、なお不十分である。
よって、本県議会は、地域の住民が安心して医療を受けられるような体制を整備するため、県立病院に、必要な医師を確保するよう強く求めるものである。
以上のとおり決議する。