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議員提出議案

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件名

発議案第3号 第71回国民体育大会の開閉会式及び陸上競技の開催地選定に関する決議

本会議議決結果

議決日:平成21年3月25日
議決結果:原案可決

内容

 第71回国民体育大会の開閉会式及び陸上競技の開催地選定に関する決議

 平成28年度に本県で開催が予定されている第71回国民体育大会(以下「国体」という。)は、県、市町村、さらには競技団体をはじめとする各種民間団体との強力な連携の下、県民総参加の体制づくりが求められるとともに、将来の岩手のスポーツ振興のあるべき姿を視野に入れながら、施設整備にも取組む必要がある。
 ところで、国体の開閉会式会場については、第71回国民体育大会岩手準備委員会常任委員会(以下「常任委員会」という。)において慎重に検討した上、本年5月下旬に決定することとされているが、県はこの決定に先立ち平成21年度当初予算に、国体選手強化施設整備事業費として、盛岡市みたけの岩手県営運動公園(以下「運動公園」という。)に多目的屋内練習施設に関する調査費と運動公園陸上競技場を第二種公認とするための改修費を計上した。
 このことは、国体の陸上競技は第一種公認の陸上競技場での開催しか認められていないことから、運動公園で陸上競技を開催しない意向を明らかにすると同時に、一般的に国体の開閉会式が陸上競技場で開催されることから、常任委員会での国体の開閉会式の決定にも大きな影響を及ぼすものである。
 県は運動公園に第一種陸上競技場を整備しない理由として財政難と第一種陸上競技場を条件とする大会開催の実績が少ないことを挙げているが、改修に応分の財政負担をする意思を表明している盛岡市等との協議が未だなされていないほか、Jリーグのサッカー場やワールドカップのラグビー場としても使用できる複合施設として整備することに対する県民の期待や利用頻度の向上も検討されていない。
 また、運動公園に多目的屋内練習施設を建設すると、建ぺい率の制限から将来にわたって第一種陸上競技場を整備できなくなることから、この是非も大きな検討課題である。
 このように開催地選定にあたっては、なお検討すべき事項があることから、次の事項につき十分配慮し慎重に対応されることを強く望むものである。

1 常任委員会で国体の開閉会式及び陸上競技の開催地が決定されるまで、国体選手強化施設整備事業費の執行を凍結すること。
2 国体の開閉会式及び陸上競技の開催地選定にあたっては、希望する当該市町村との間で、その協力体制や財政的負担等について、早急かつ十分な協議を行うこと。
3 常任委員会や総務企画専門委員会での協議にあたっては、県民総参加の趣旨から可能な限り公開とし、市町村の要望を内包した説明資料の提出やプレゼンテーションの実施などにより、県民にその選定過程が明らかになるよう努めること。

 以上のとおり決議する。

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