本文へ移動

現在位置 :トップページ請願・陳情 › 平成21年度岩手地方最低賃金改正等についての請願

平成21年度岩手地方最低賃金改正等についての請願

68 平成21年度岩手地方最低賃金改正等についての請願

受理番号
68
受理年月日
平成21年6月30日
付託委員会
商工文教委員会
委員会付託日
審査結果
委員会審査日
継続審査状況
議決結果
意見書を発議し、関係機関に要望することとして採択
議決年月日
平成21年7月6日
措置
送付
備考

内容

受理番号:68
 平成21年度岩手地方最低賃金改正等についての請願

 平成21年度の岩手県最低賃金の改正に関して、岩手労働局、岩手地方最低賃金審議会会長及び政府に対し意見書を提出されるよう請願する。

(理由)
 労働基準法第2条は、「労働条件の決定は労使が対等な立場で行うもの」と定めている。しかし、最低賃金の影響を受ける多くの未組織労働者やパートタイム労働者は、労働条件決定にほとんど関与することができない。
 こうした中、政府は2007年3月に「成長力底上げ戦略推進円卓会議」を設置し、中小企業の生産力向上や最低賃金引き上げを図る議論がなされてきた。
 また、2008年7月1日に40年ぶりに最低賃金法を改正し施行されたことにより、最低賃金の持つ意義がますます重要になった。こうした観点から岩手県地域別最低賃金は2年連続で9円引き上げられたが、審議会においては引き上げ額のみが議論され、あるべき水準への引き上げができていない状況にある。
 賃金のナショナルミニマムを担う現在の地域別最低賃金は、一般的な賃金の実態を十分に反映できておらず、岩手県内勤労者の有効なセーフティネットとして十分に機能しているとはいえない。地域別最低賃金を有効に機能させるためには、一般的な賃金の実態に見合った十分な水準の引き上げが、極めて重要な課題となっている。
 以上の観点から、県議会におかれては、本請願の趣旨を御理解の上、下記の請願事項について岩手労働局、岩手地方最低賃金審議会及び政府に対し、意見書を提出されたい。

1 岩手労働局及び岩手地方最低賃金審議会に対する要請事項
 (1) 平成21年度の岩手地方最低賃金の改正に当たっては、一般労働者の賃金水準の適切な反映、経済諸指標との整合性の確立、さらには中央水準との格差是正などを踏まえた上積みの改正を図ること。
 (2) 岩手県内で最低賃金以下の労働者をなくすために、事業所に対する指導監督を強化し、最低賃金制度の周知徹底を図ること。
2 政府に対する要請事項
 最低賃金引き上げと同時に、中小企業に対する助成の拡充を早急に行うこと。

Copyright © Iwate Prefecture. All rights reserved.