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保険で良い歯科医療実現のための請願

73 保険で良い歯科医療実現のための請願

受理番号
73
受理年月日
平成21年10月5日
付託委員会
環境福祉委員会
委員会付託日
審査結果
委員会審査日
継続審査状況
議決結果
意見書を発議し、関係機関に要望することとして採択
議決年月日
平成21年10月9日
措置
送付
備考

内容

受理番号:73
 保険で良い歯科医療実現のための請願

 口腔の健康は人間の健康と生活の基本である。しっかりかむことで全身の健康状態を高める。特に今日の歯科医療は、糖尿病の管理を初め、高血圧症や動脈硬化、歯性感染症、誤嚥性肺炎、認知症の予防など、全身の健康にとって必要不可欠な口腔機能を維持させる上で、ますます重要となっている。
 しかし逼迫する経済状況の中、経済的理由により、虫歯や歯周病などの治療をしたくても受診を控えたり、入れ歯が合わなくなっても新しく入れ歯を作ることをあきらめたりする患者が増えている。
 その原因の一つが、保険適用が広がらず高い患者負担を強いられている歯科医療の現状である。
 長年にわたり、新しい治療方法はほとんど保険導入されていない。歯科医療技術は日進月歩であるが、歯列矯正、陶材焼付冠(メタルボンド)、金属床や磁石(マグネット・アタッチメント)を使用した入れ歯など、安全性が既に定着している歯科医療技術すら保険導入されていない。第一小臼歯を白いかぶせもの(前装鋳造冠)にするのも一部しか保険が認められていない。
 また、入れ歯などの補綴治療では、患者負担を増やす保険外併用療養(混合診療)や、患者に全額治療費負担を求める自費診療が拡大されようとしている。
 いつでも、どこでも、だれもが少ない費用で済む保険で良い歯科医療の実現は、患者・国民、歯科医療従事者の共通の願いである。
 ついては、次の項目について国に意見書を提出していただくよう、よろしくお願いする。

(請願事項)
 安心して良質な歯科医療を受けるために、保険給付の範囲を拡大、充実すること。

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