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牛海綿状脳症(BSE)全頭検査の継続について請願

38 牛海綿状脳症(BSE)全頭検査の継続について請願

受理番号
38
受理年月日
平成16年10月5日
付託委員会
環境福祉委員会
委員会付託日
審査結果
委員会審査日
継続審査状況
議決結果
採択
議決年月日
平成16年10月8日
措置
送付
備考

内容

受理番号:38
 牛海綿状脳症(BSE)全頭検査の継続について請願

 本県の畜産は、広大な県土と豊かな資源を積極的に生かしながら、基幹産業として今日の地位を築いている。
 しかしながら、3年前のBSE発生によって、牛肉価格の大幅な下落や牛肉の売行き不振が続き、本県畜産農家が大きな打撃を受けた。
 その後、牛の特定危険部位の完全除去や反すう動物由来の肉骨粉の使用禁止、BSE全頭検査の実施によって国産牛肉に対する消費者の信頼は大幅に回復し、ほぼBSE発生前の状況に戻ってきている。
 先ごろ、食品安全委員会が、BSE検査で牛の20ケ月齢以下の感染牛を検出することは困難という見解を示したことを受け、国は、国内対策の見直しに着手し、20ヶ月齢以下の牛の検査を外す方向で検討している。
 本県としては、食の安全・安心を全面に打ち出し、生産・流通を担ってきた畜産県として、現行のBSE全頭検査を継続していただきたく請願する。

(理由)
1 国内で新たにBSE発生の確認があっても、全頭検査を継続することによって安全・安心の確保が図られ、消費者の不安を取り除くことができる。
2 本県TBC等トレーサビリティの充実整備によって生産・消費の相互信頼が築かれており、20ヶ月齢以下の検査を中止することは、その信頼の裏打ちがなくなる。
 特に、全頭検査をしないことにより、検査済みの牛肉と非検査の牛肉が混在し、本年12月より施行される流通段階のトレーサビリティによる消費者の混乱が予想され、いわて牛の販売に支障を来すおそれがある。

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