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介護保険制度改革の見直しについて請願

44 介護保険制度改革の見直しについて請願

受理番号
44
受理年月日
平成17年2月28日
付託委員会
環境福祉委員会
委員会付託日
審査結果
委員会審査日
継続審査状況
議決結果
採択
議決年月日
平成17年3月24日
措置
送付
備考

内容

受理番号:44
 介護保険制度改革の見直しについて請願

 介護保険制度改革に関し介護老人保健施設における居住費用・食費の利用者負担導入の見直しについて請願する。

(理由)
 貴議会におかれては、県民の生活向上と県勢の発展のために御尽力を賜り、厚く御礼申し上げる。
 また、明るく、活力ある高齢化社会を実現するため、保健・医療・福祉の各施策に全力を挙げて取り組んでいる姿勢に対して深く感謝申し上げる。
 老人保健施設から17年、介護保険制度になって5年の実績と経験を踏まえ、介護保険制度が安定的に持続し、これからも県民の信頼を得て発展していくことは、介護老人保健施設の現場で日々利用者と接している者として最大の願いであり、そのため、厳しい福祉情勢の中で、地域と一体となり、地域ケアの拠点施設として、鋭意努力しているところである。
 そのような中で、平成17年政府予算(案)が示され、厚生労働省の老人保健福祉関係予算の概要の中で「持続可能な介護保険の構築」として、介護保険制度改革の全体像が示されてきたところである。
 改革の中で、居住費用や食費の見直しが示されており、その内容としては、介護保険と年金給付の重複の是正、在宅と施設の利用者負担の公平性の観点から、介護保険3施設の居住費用や食費について保険給付の対象外とする。ただし、低所得者については、負担軽減を図る観点から、新たな補足的給付を創設するとしており、これら介護保険制度改革のため、平成17年度通常国会に関連法案が提出されているところである。
 御承知のとおり、県内の施設利用者の年金収入は国民年金の受給者が多く、しかも、老齢基礎年金の満額を受給している利用者は少なく、老齢福祉年金の受給者が多い中で、国が示している介護老人保健施設の入所者における介護給付費の1割負担、居住費用、食費の合算額は、年金額と比較すると利用者だけの年金収入では容易でなく、家族等からの援助、支援が必要である。
 施設と在宅での利用者負担のアンバランスは理解できるが、国が示している利用者負担が実施されると、利用者・家族の負担が増大し、施設運営にも大きな支障が生じてくる。
 ついては、居住費用や食費の利用者負担の導入については、利用者が受給している年金額の中から負担できるよう、国会や国に対して見直しを申し入れしていただきたくお願いする。

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