79 私学助成を拡充させ、教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願
平成21年12月3日
商工文教委員会
議決日:平成21年12月9日
議決結果:意見書を発議し、関係機関に要望することとして採択
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私立学校は建学の精神に基づいて教育をすすめる公の教育機関として、独自の伝統・教育システムに基づく教育を重視し、教育に積極的な役割を果たし、公立学校とは異なる重要な存在意義を持っている。
しかし、岩手県の私立学校の学費は、私立高校生の2008年度初年度納付金平均で50万7,354円と、公立高校初年度学費の4倍となり、特に100年に一度と言われる経済情勢の悪化の中、私立学校の生徒、保護者にとって耐えがたいものになっている。
このような状況下で、すべての子どもたちの未来のため、県としての対策を早期に実現し、私立学校の運営費補助や学費補助制度を私立学校の実情に合わせるよう、次の各事項の実現を求めて請願する。
1 私立学校(幼稚園、小・中学校、高校、専修・特別支援学校)に対する運営費補助を増額すること。
2 学費補助制度(授業料減免補助)を改善し補助を増額すること。
3 高等学校の特色教育補助を2005年度の補助額に近づくように増額すること。
4 国に対して、高校以下に対する経常費助成増額及び過疎特別助成の継続など、国の私学助成制度をより充実するよう意見書を提出すること。