119 岩手県立釜石祥雲支援学校の校舎等に関して環境整備を求めることについて請願
平成26年7月1日
商工文教委員会
議決日:平成26年7月7日
議決結果:採択
送付
(請願要旨)
岩手県立釜石祥雲支援学校として、独自の小学部から高等部までの学校を移転・新築して整備を早期に実現すること。
(請願理由)
釜石祥雲支援学校は、釜石養護学校時代に、岩手県立釜石養護学校の新築・移転を求める会を発足させ、平成12年12月に岩手県議会に新築・移転を求めた請願書を提出し、県議会定例会において採択と議決されたにもかかわらず、以降、具体的な新築・移転の進展がない状況にある。
そのため、改めて現在通学している子どもたちの保護者が中心となり、岩手県立釜石祥雲支援学校の校舎等に関して環境整備を求める会を立ち上げ、釜石祥雲支援学校の小学部から高等部までの子どもたちが安全・安心に、そして安定的に学べる場の確保と、特別支援学校として特別の配慮がなされ、学ぶ環境にふさわしい学校の整備を求めるものである。
以前の釜石養護学校時代は、病弱養護学校としての特性もあり、国立釜石病院に入院している子どもを対象とした養護学校だったが、現在の釜石祥雲支援学校は、約50名の子どもたちが釜石市や大槌町の自宅から通っている。そのほとんどの子どもたちは知的障がいや発達障がいであり、活動制限のない元気な子どもたちである。
しかし、現在の施設設備は次のとおりである。
1 グラウンドは、26.3メートル×13.7メートルとテニスコート1面分ほどで、子どもたちが安全に活動するには不十分な広さであること。
2 体育館はなく、現在あるプレイルームは、学習発表会や入学・卒業式などの儀式を全校一堂で行い、保護者や来賓がゆとりを持って参観するには不十分な広さであること。
3 中学部・高等部は、社会参加・自立へ向けた作業学習に必要な設備の整った実習室などがなく、家庭科室、図工室、音楽室などの特別教室も狭く、設備が不十分であること。
以上のことから、釜石祥雲支援学校小学部から高等部まで、子どもたちのために移転・新築を早期に実現するよう請願する。