9 安全・安心の医療・介護実現のための夜勤改善・大幅増員を求める請願
平成28年3月2日
環境福祉委員会
議決日:平成28年3月24日
議決結果:意見書を発議し、関係機関に要望することとして採択
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(請願趣旨)
長寿世界一を誇る日本の医療は、今日まで医師、看護師をはじめとする多くの医療従事者の懸命な努力で支えられてきた。しかし、現在の医療・介護現場では長時間過密労働に加え、医療技術の進歩や医療安全への期待の高まり、介護を必要とする高齢者の増加などで、医療・介護従事者の労働環境は悪化し離職者も後を絶たず、深刻な人手不足になっている。
看護師など夜勤・交替制労働者の労働条件を抜本的に改善し、人手を大幅に増やして、安全安心の医療・介護を実現することが必要である。
東日本大震災では、医療崩壊や介護崩壊の実情が改めて明らかになり、その中で医師、看護師、介護職員など医療・福祉労働者の人手不足も浮き彫りになった。
安全安心の医療・介護は、県民の切実な願いであると同時に、医療・介護に従事する者の願いでもある。
以上の趣旨から、安全安心の医療・介護実現のための看護師等の夜勤改善、大幅増員を図るため、次の事項について、地方自治法第99条の規定に基づき、国に対し意見書を提出するよう請願する。
(請願事項)
1 看護師など夜勤交替制労働者の労働時間を1日8時間、週32時間以内、勤務間隔12時間以上とし、労働環境を改善すること。
2 医師、看護師、介護職員等を大幅に増やすこと。
3 国民(患者、利用者)の自己負担を減らし、安全安心の医療・介護を実現すること。