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請願・陳情

詳細情報

議案名

42 不幸な犬猫を救うための制度改善を求める請願

受理年月日

平成16年12月8日

付託委員会

環境福祉委員会

本会議議決結果

議決日:平成17年3月24日
議決結果:別記のとおり

措置

送付

備考

別記
【採択】
1 施設の改善
 近い将来、助けることを目的とした公立の愛護センター(保護された犬猫の健康管理をし、社会に順応できるようなしつけを行う。)を設立していただきたい。
 当面は、現在の老朽化した建物を、せめて適切な飼育管理のできる衛生的な施設に改善していただきたい。
2 犬猫に生きる機会を
 現在、岩手県では、迷子として保護された動物は短いところで3日、長くても5日で処分されており、あと一日早ければと飼い主の泣き崩れる姿がたびたびある。せめて収容期間を延長し、子犬、子猫、成犬、成猫の譲渡の窓口をより積極的に広げていただきたい。
 また、安易に殺処分にならないよう、持込みの際は厳格な事情聴取を行い、納得のいかない理由の場合は、引き取らないなど、飼い主に終生飼養するよう強く指導していただきたい。
 その旨を市町村に指導していただきたい。

内容

 近年のペットブームにより犬猫を飼う人も増え、人間の良き友としての働きも社会的に高く評価されるようになってきた。しかし反面、人間の身勝手により、捨てられ、虐待され、飼い主の依頼によって保健所で殺処分される犬猫も後を絶たない。岩手県でも、平成15年度に約6,000頭の犬猫の処分が行われた。
 一方、動物愛護の精神も全国的に高まり、大きな流れになっているのも事実である。私たちも1頭でも多くの不幸な犬猫を救うため、地道な努力を続けているが、やはり行政と手をつなぎ協力していくことが大きな成果を生むことであると考え、いくつかのお願いをすることとなった。
 緑豊かな岩手の地に心優しい子どもたちが育つためにも、行政として私たちの提案に着手してくださるようお願いする。

1 施設の改善
 近い将来、助けることを目的とした公立の愛護センター(保護された犬猫の健康管理をし、社会に順応できるようなしつけを行う。)を設立していただきたい。
 当面は、現在の老朽化した建物を、せめて適切な飼育管理のできる衛生的な施設に改善していただきたい。
2 犬猫に生きる機会を
 現在、岩手県では、迷子として保護された動物は短いところで3日、長くても5日で処分されており、あと一日早ければと飼い主の泣き崩れる姿がたびたびある。せめて収容期間を延長し、子犬、子猫、成犬、成猫の譲渡の窓口をより積極的に広げていただきたい。
 また、安易に殺処分にならないよう、持込みの際は厳格な事情聴取を行い、納得のいかない理由の場合は、引き取らないなど、飼い主に終生飼養するよう強く指導していただきたい。その旨を市町村に指導していただきたい。
3 避妊・去勢手術補助金制度の制定
 避妊手術を受けないまま外に飼育されているため子どもが生まれ、その多くがそのまま処分場へ持ち込まれるケースが非常に多く、避妊手術を推進しても金銭的な理由からなかなか定着しないのが現実である。避妊手術代の一部を補助金として、希望する飼い主へ支給し、さらに明らかに飼い主がいない犬猫については愛護団体などに全額補助されるよう市町村に働きかけること。
 不幸な犬猫を減らすことは、子どもたちに命の尊さを教えるためにも必要なことであり、また、社会的なコストの削減にもつながるものである。
 岩手県が人間のみならず犬や猫にとっても優しい場所になることを願い、以上請願する。

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