78 放課後児童クラブの職員配置基準等の堅持を求める請願
平成30年9月21日
環境福祉委員会
議決日:平成30年10月1日
議決結果:意見書を発議し、関係機関に要望することとして採択
送付
(請願要旨)
放課後児童クラブは、保護者が就労等により昼間家庭にいない児童に、放課後等に安全に安心して生活できるための遊び及び生活の場を提供し、その健全な育成を図る大切な施設である。
そのため、児童に対応する放課後児童支援員等の配置については、突発的な事故や資質向上のための研修参加等への対応のため複数配置が必要とする基準を国が定めており、この基準は市町村が条例を定める際に従うべきものとされている。
一方、全国的な放課後児童支援員等の人材不足の深刻化をうけ、国は、当該従うべき基準を参酌化することについて、今後、地方分権の議論の場で検討することとしている。
仮に、従うべき基準が緩和され、職員が1名で多くの児童に対応することになった場合には、放課後児童クラブの安全性が低下するおそれがある。そもそも放課後児童クラブの運営にとって最優先すべきことは児童の安全の確保であり、このための最低基準として当該従うべき基準が定められたものである。これを単に放課後児童支援員等の人員の確保が難しいという理由から緩和すべきではない。
ついては、地方自治法第99条の規定に基づき、国に対し下記の事項について、意見書を提出するよう請願する。
(請願事項)
放課後児童クラブの職員配置基準等に係る「従うべき基準」については、児童の安全が確保されるよう堅持すること。