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請願・陳情

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議案名

48 新型コロナウイルス感染症の影響を受ける酒造事業者への支援を求める請願

受理年月日

令和3年6月28日

付託委員会

商工建設委員会

本会議議決結果

議決日:令和3年7月6日
議決結果:採択

措置

送付

内容

(請願趣旨)
 昨年春からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、緊急事態宣言が発出されるなど、私たちが今まで遭遇したことのない状況が続いており、飲食業界はもちろんのこと、酒造業界にも大きなダメージとなっている。
 本県の酒造事業者は、東日本大震災の影響や人口減少、若者の酒離れなどにより、財務内容が悪化してきているところに、コロナ禍で今までにないほどの売り上げ減少が2年続いたことにより、会社存続のためのM&A(合併と買収)に踏み切る蔵元も出てきているなど、大変逼迫した状況にある。
 また、その影響は酒造事業者にとどまらず、酒が売れないため、酒造りに使用する米などの原材料の取引量が減少しており、農業者や業務店、酒販売店なども連鎖で苦しんでいる。そのような状況下にあっても南部杜氏の里である本県には、杜氏をはじめ蔵人が多くおり、その家族の生活を守ることにより、将来にその文化を伝えていかなくてはならない。
 福岡県では、令和3年度補正予算において、新型コロナウイルス感染症対策のうち、県産の酒造りを支援するために1億3,319万円を計上しており、その内容は、県産酒の販売減少の影響を受ける地酒、焼酎の酒造事業者の県産原料の購入費の2分の1を上限300万円で助成するものである。
 本県においても、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける酒造事業者が事業を継続するための支援策を講じるよう請願する。

(請願事項)
1 酒造事業者の県産原料の購入費の補助制度を創設するなど、県産酒の製造継続に特段の配慮を行うこと。
2 コロナ禍で落ち込む外食需要を補う、県産酒の販路の確保や需要喚起について特段の配慮を行うこと。
3 新型コロナウイルス感染症の影響が払拭できるまでの間、税、財政、金融などの各種の施策展開による支援を講じるよう国に要望すること。

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