58 日本道路公団における工事発注について請願
平成17年6月27日
県土整備委員会
議決日:平成17年7月4日
議決結果:意見書を発議し、関係機関に要望することとして採択
送付
日本道路公団の塗装にかかわる工事発注は、平成9年7月を最後に、県内工事にもかかわらず、また、県内業者でも十分に対応できる技術があるにもかかわらず、岩手県内の事業者は受注できない現状下にある。県内工事には、県内事業者をある程度優先するような指導・改善を、国を通じ日本道路公団に要望していただきたい。
(理由)
近年の塗装にかかわる工事発注は、岩手県内でも減少の傾向にある。その中で、日本道路公団の岩手県内の工事受注は、岩手県内の工事にもかかわらず、平成9年以降全くない状況である。平成14年からの日本道路公団による岩手県内の発注は5件に上るが、受注企業の所在地は東京都、愛知県、大阪府、岡山県であり、費用対効果の面からも明らかに疑問を感じざるを得ない。岩手県下の工事発注については、技術的な差がなければ、岩手県内の事業者にも入札の機会を与えられるべきであるが、日本道路公団が指名基準(9項目)を勘案して1工事あたり10社を指名する事業者にも、選定されない状況にある。岩手県内の塗装業界の救済・成長のためにも、国を通じ、日本道路公団の塗装にかかわる工事発注の実現をお願いしたい。
ついては、県議会として、地方自治法第99条の規定により意見書を提出されるよう請願する。