20 精神保健福祉施策の充実を図ることについての請願
令和6年3月12日
環境福祉委員会
議決日:令和6年3月22日
議決結果:採択
送付
(請願要旨)
近年、精神障害を持つ方が増加し続けており、地域で安心して生活できる環境を作ることがますます求められている。
このような中、精神障害における、重度心身障がい者医療費助成制度の適用は、本県では障害年金等級が1級の方だけであり、精神障害者保健福祉手帳1級所持者は身体障害者や知的障害者と同様に重度の障害があるにもかかわらず、同助成制度の適用外とされ重い医療費負担に苦しんでいる。
また、精神障害は中途障害であり、精神障害を持つ本人や家族は悩み、戸惑い続けている。県は、精神障害を持つ方が早期に医療や福祉のサービスや制度を利用できるよう、普及啓発を図るとともに、精神障害があっても、安心して地域で生活できる知識を習得できるという支援のメッセージを発信する機能を強化する必要がある。
ついては、様々な面で立ち遅れがちな精神保健福祉施策の充実を図るため、次の事項について請願する。
(請願事項)
1 重度心身障がい者医療費助成制度の対象者に、精神障害者保健福祉手帳1級所持者を加えること。
2 精神障害に関する知識の習得や啓発を推進するため、精神障害に関する図書の貸出しなどを行う(仮称)心の健康・家族情報センターの設置を検討すること。