65 県立大迫高等学校の学級減に関する請願
平成17年9月2日
商工文教委員会
議決日:平成17年10月3日
議決結果:採択
送付
県立大迫高等学校の平成18年度入学者募集の学級減を行わないことを求める。
(理由)
岩手県教育委員会は、8月3日、岩手県議会商工文教委員会で、県立高等学校の平成18年度の学級・学科改編等を公表した。
それによると、1学年2学級の小規模校のうち、伊保内、浄法寺、大迫及び胆沢の4校は、平成18年度の募集から1学級減することとしている。
この内容は、7月19日公表の県立高等学校新整備計画(後期計画)によるものであるが、これは、計画策定後の一定期間入学動向を踏まえて決定されるべきものであり、平成17年度入学者数の実績にのみ基づいた今回の決定は、地元高校が輩出する人材に地域の将来を委ねようとしている地域の期待を打ち砕き、誠に拙速と言わざるを得ない内容で、到底容認できるものではない。
県立大迫高等学校の存続は、地域住民の悲願であり、生徒数の減少が喫緊の課題となっている現在、関係機関で構成する県立大迫高等学校教育振興会を中心に、生徒確保や特色ある学校づくりについて、地域を挙げて取り組んでいるところである。
地域への影響が特に大きいこの問題は、平成19年度までの成果を見極めた上で判断するとした当初計画のとおり取り扱うことが妥当で、平成18年度の入学者募集の際に学級減は行わないよう請願する。