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平成20年度岩手県立病院等事業会計決算

認定第1号 平成20年度岩手県立病院等事業会計決算

議案番号
認定第1号
提出日
平成21年9月25日
継続審査状況
議決年月日
平成21年10月23日
議決結果
意見を付し原案認定
本会議採決状況
備考

備考

●企業会計決算附帯意見
認定第1号 平成20年度岩手県立病院等事業会計決算
 医療を取り巻く環境が一層厳しさを増す状況にありながらも、医療の近代化、高度化を積極的に推進し、公的病院及び地域医療の中核医療機関として、その使命を果たしてきた努力は評価するところである。
 平成20年度の経営収支は、恒常的な医師不足による診療体制の弱体化等に伴い、入院・外来患者数がともに減少するなどにより、経営の根幹である医業収益が減少するとともに、給与費等の医業費用及び退職給与金等の医業外費用が増加しており、このため各病院等では、医師の確保・集約などによる医療提供体制の維持や医療クラークの配置拡大などの医師の勤務環境の改善等に取り組んでいるほか、外部委託の推進等により経費の節減や事務の効率化を進めたものの、29億円余の純損失が生じ、当年度末の累積欠損金は167億円余となっている。
 また、今後も、医師不足や医療資源の地域別・診療科別の偏在等により収益の大幅な増加は見込まれない状況にあり、今後とも厳しい経営環境に置かれることが予測される。
 今後の経営に当たっては、引き続き国に対し、公立病院等の運営に配慮した診療報酬の改定や財政措置の強化、医師等人材の確保・育成支援、さらには就業環境整備の支援などを積極的に要請するほか、県民の十分な理解と協力のもと市町村との連携が着実に推進されるよう、より一層の医師確保や医療資源の有効活用と累積欠損金の解消に向けた更なる経営改善や、地域医療の中核としての県立病院改革への取り組みを進め、安定した経営基盤の確立と良質で効率的な医療提供体制の構築を図り、もって県民に信頼される医療サービスの充実、向上に努められたい。

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