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議員提出議案の詳細情報

発議案第11号 農山漁村の持つ多面的機能を維持する施策の推進を求める意見書

番号
発議案第11号
議決年月日
平成21年12月9日
議決結果
原案可決

内容

意見書提出先:衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、国家戦略担当大臣、財務大臣、農林水産大臣、環境大臣

 農山漁村の持つ多面的機能を維持する施策の推進を求める意見書

 農山漁村の持つ多面的機能の維持・向上を推進するための施策を推進するよう強く要望する。

理由
 我が国の農山漁村は安全・安心な食料を供給するだけでなく、豊かな自然環境に恵まれ、美しい景観を創出し、水源かん養や洪水の防止とともに、きれいな空気と水を生み出すなど、多面的な機能を有している。
 しかしながら、こうした地域においては、過疎化、少子・高齢化の進展等により、担い手の減少、高齢化、生活基盤の整備の遅れなどが見られ、耕作放棄地の拡大等が進行している。このまま放置すれば、自然環境の維持・保全が困難となるばかりでなく、農山漁村の多面的機能が失われ、国民すべてにとって大きな損失が生じることが強く懸念される。
 よって、国においては、農山漁村の持つ多面的機能の維持・向上を推進するため、次の施策を講ずるよう強く要望する。


1 条件が不利な農山村地域の農業生産を維持し、多面的機能を確保するための「中山間地域等直接支払制度」を継続し、さらに充実・強化すること。
2 国産材の需要を拡大するとともに、多様で健全な森林の整備・保全を進めて「美しい森林(もり)づくり」を展開するため、必要な財源を確保すること。
3 水産業・漁村の持つ多面的機能の維持・増進が図られるよう、支援策を充実すること。

 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

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