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議員提出議案の詳細情報

発議案第2号 子どもたちの生命を守るためヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成、定期接種化を求める意見書

番号
発議案第2号
議決年月日
平成22年10月8日
議決結果
原案可決

内容

意見書提出先:衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣

 子どもたちの生命を守るためヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成、定期接種化を求める意見書

 乳幼児に重い後遺症を引き起こしたり、死亡に至るおそれが高い重篤な感染症である細菌性髄膜炎から子どもたちを守るため、ヒブワクチン及び肺炎球菌ワクチンへの公費助成、定期接種化を行うよう強く要望する。

理由
 細菌性髄膜炎は、乳幼児に重い後遺症を引き起こし、死亡に至るおそれが高い重篤な感染症であり、その原因の多くは、ヒブ(Hib=ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)と肺炎球菌によるものであるが、既にワクチンができ、WHO(世界保健機関)も、世界の国々に対して乳幼児へのヒブワクチン定期接種を推奨している。また、肺炎球菌についても小児用肺炎球菌ワクチン(7価ワクチン)が世界100カ国以上で承認され、定期接種化した国では、細菌性髄膜炎は大幅に減少している。
 日本では、ヒブワクチンは2008年12月に接種できるようになったが、任意接種のため、4回の接種で約3万円かかり、費用負担が大きいことから、公的助成や定期接種化等、細菌性髄膜炎の予防対策を充実し、子どもたちの生命を守るための早急な対策が必要である。
 よって、国においては、ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンの有効性、安全性を評価した上で、予防接種法の改正等により、ヒブ重症感染症(髄膜炎、喉頭蓋炎、敗血症)を定期接種の対象に位置づけるよう強く要望する。
 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

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