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議員提出議案の詳細情報

発議案第5号 国際リニアコライダー(ILC)の誘致を求める意見書

番号
発議案第5号
議決年月日
平成24年7月9日
議決結果
原案可決

内容

意見書提出先:衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、復興大臣

 国際リニアコライダー(ILC)の誘致を求める意見書

 日本国内において国際リニアコライダー(ILC)計画を実現し、世界の最先端科学技術の拠点の形成と産業集積を図り、新たな国際研究拠点を形成することにより、東日本大震災津波からの復興の象徴となるよう、東北への誘致を強く要望する。

理由
 国際リニアコライダー(ILC)は、素粒子・宇宙の研究に飛躍的発展をもたらすだけでなく、超伝導技術をはじめとする多くの先端技術の開発と実用化を促進し、さらに学術・教育・技術の集積する新たな国際研究拠点の形成につながるものである。
 この計画を実現するためには、技術の産業波及、地質や環境などの調査、教育・医療・文化育成への利用、科学技術による外交など省庁横断による最先端科学技術への挑戦として位置づけて取り組まなければ成り立たないものである。今年度中には現在国際的な研究者チームによって進められている建設候補地の技術的設計が終了し、その後は最終的な候補地の決定に移行する見通しである。東日本大震災津波で被災した東北地方の真の復興と再生のためには、単に被災したエリアをもとに戻すのではなく、新たな産業や雇用の創出につながる大規模なプロジェクトが不可欠である。
 候補地の詳細な地質調査は、今後、国の予算により実施される予定であるが、先に本県と東北大学が実施した北上山地の地質調査の結果では、良質な花崗岩が連続した適地であることが判明したところであり、本県においては既に誘致に向けての啓発活動など様々な活動を展開しているところである。
 よって、国においては、候補地を東北に一本化し、世界に向けて誘致活動を展開することを強く要望する。
 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

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