本文へ移動

現在位置 :トップページ議員提出議案 › 発議案第8号 緊急的な過剰米の買入れ等による米価安定対策等を求める意見書

議員提出議案の詳細情報

発議案第8号 緊急的な過剰米の買入れ等による米価安定対策等を求める意見書

番号
発議案第8号
議決年月日
平成26年10月10日
議決結果
原案可決

内容

意見書提出先:衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、農林水産大臣

 緊急的な過剰米の買入れ等による米価安定対策等を求める意見書

 緊急的な過剰米の買入れ等による米価安定対策を実施するとともに、農家が将来にわたって安定的な稲作経営を展望できる経営安定対策を早急に講じるよう強く要望する。

理由
 平成26年産米の概算金単価は、平成25年産米の持ち越し在庫の発生や米の消費減退等により、全国的に各銘柄で大幅な減額となっている。また、近年、米価が米の生産費を大きく下回っている傾向が続いていることに加え、平成26年産米から米の直接支払交付金が10アール当たり7,500円に減額され、米価変動補?交付金も廃止になるなど、稲作農家への多大な影響が危惧される。
 こうした深刻な事態は、規模拡大をしてきたいわゆる担い手をはじめ、稲作農家の経営に甚大な影響を及ぼすとともに、今後、農地中間管理事業に係る農用地集積の促進や集落営農組織の法人化等、新たな農業・農村政策の取組にも大きな影響を及ぼすものと考えられる。
 よって、国においては、緊急的な過剰米の買入れ等による米価安定対策及び農家が将来にわたって安定的な稲作経営を展望できる経営安定対策として、早急に次の措置を講じるよう強く要望する。

1 政府備蓄米の備蓄水準を引き上げるなど、柔軟な買入れ、売渡しの仕組みを構築するとともに、過剰米の買入れなど、過剰米を主食用市場から隔離する緊急対策を講じること。
2 生産調整に取り組む全ての農家が、将来にわたって安定的な稲作を展望でき、経営の安定化により創意工夫した経営が展開できるよう、米価変動に対応し得るセーフティネットを早期に構築すること。

 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

Copyright © Iwate Prefecture. All rights reserved.