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議員提出議案の詳細情報

発議案第13号 国立天文台水沢VLBI観測所の研究機能継続を求める意見書

番号
発議案第13号
議決年月日
令和2年12月8日
議決結果
原案可決

添付ファイル

内容

意見書提出先:衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣、内閣官房長官

 国立天文台水沢VLBI観測所の研究機能継続を求める意見書国立天文台水沢VLBI観測所が、今後も安定的かつ継続的に研究活動に取り組めるよう、VERA(天文広域精測望遠鏡)観測網の継続運用を強く要望する。

理由
 国立天文台水沢VLBI観測所は、明治32年に設置され、国内に現存する国立天文台の中で最も古い歴史を持つ施設である。これまで国際緯度観測事業に参加し世界6か所の国際観測網の一翼を担うなど、120年にわたって世界の天文学をけん引してきたところである。
 また、電波干渉計の手法(VLBI)で銀河系内の電波天体の距離と運動をこれまでにない精度で計測し、昨年はブラックホールの撮影に大きく貢献するなど、我が国の基礎科学研究の拠点のひとつとして国内外から高い評価を受けているところである。
 更に、同観測所は県民との積極的な交流を通じて、天文学の理解の拡大にも努めており、地域の活性化や青少年育成の面でもなくてはならない施設となっている。
 しかしながら、同観測所のVERA(天文広域精測望遠鏡)観測網は、令和3年度以降の運用の見通しが立っておらず、今後の国際共同研究にも影響するのではないかと懸念されている。
 よって、国においては、国立天文台水沢VLBI観測所が、今後も安定的かつ継続的に研究活動に取り組めるよう、VERA(天文広域精測望遠鏡)観測網を継続運用することを強く要望する。
 上記のとおり地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

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