受理番号:20
私学助成の大幅増額など教育関係予算の拡充を求める請願
日頃の私学振興に対する御支援と御協力に対し、敬意を表する。特に、平成18年12月議会において私たちが提出した請願を採択されたことに対し、厚く御礼を申し上げる。
御承知のとおり、県内の私学を取り巻く環境は、長引く不況と少子化の進行による生徒数の急激な減少、父母負担の限界を超えている高学費など、ますます厳しくなっている。
また、私学の高学費などのために、学費滞納者や経済的理由による退学者が増加しており、深刻な事態となっている。
こうした中で、達増知事は私学助成をすすめる岩手の会と懇談の場を設けてくださり、「財政厳しい中ではありますけど、今まで同様助成をきちんとして参りたいと思います」と答えるなど、県内私学の諸困難を解決する方向を明確に示しており、私学の父母・教職員を励ましている。
私たちは、以上のような趣旨から、次の事項を早期に実現されるよう請願する。
1 私立学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、専修学校、特別支援学校)に対する経常費助成を公立学校教育費2分の1まで増額すること。
2 私立高校40人以下学級への補助を大幅に増額すること。
3 学費補助制度(授業料減免制度)を次のように改善すること。
(1) 補助金額(現行月額9,900円)を大幅に増額すること。
(2) 補助対象を岩手育英奨学会奨学金貸与基準並みに緩和すること。
(3) 入学金に対する補助制度を実現すること。
4 国に対して、高校以下に対する経常費助成の増額及び過疎特別助成の継続など、国の私学助成制度をより充実するよう意見書を提出すること。