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学生が安心して使える奨学金を求める請願

157 学生が安心して使える奨学金を求める請願

受理番号
157
受理年月日
平成27年7月1日
付託委員会
商工文教委員会
委員会付託日
審査結果
委員会審査日
継続審査状況
議決結果
意見書を発議し、関係機関に要望することとして採択
議決年月日
平成27年7月8日
措置
送付
備考

内容

受理番号:157
 学生が安心して使える奨学金を求める請願

(請願趣旨)
 高校と大学で奨学金を借りたため返済が大変である、奨学金の返済が心配なので借りずにアルバイトをしている、体調不良で働けない時期があったが奨学金返済の催促を何度もされたなど、若者の夢と希望を後押しすべき奨学金が人生を狂わせるという正反対の結果をもたらす事態となっている。
 学生の中には、返済への強い不安があり、借りたくても我慢して、アルバイト漬けの生活を送っている者も少なくない。
 卒業後の雇用や就職が不安定な中、平均貸与額300万円もの奨学金の返済が重荷となり、奨学金を返還している方の8人に1人が返済を滞納し、又は返還期限の猶予を受けている。しかも、1日でも滞納すれば高い延滞金が課され、3か月滞納すればブラックリストに載せられる。奨学金がローン地獄への入り口となる事態は緊急に解決しなければならない。
 また、OECD加盟国で、高等教育の学費が有償であり、返済不要の給付型奨学金が無いのは日本だけである。
よって、奨学金返済への不安と負担を軽減し、教育の機会均等を保障するため、早期の奨学金制度の改善を求め、以下の項目を請願する。

(請願事項)
1 国に対し、以下の点について意見書を提出すること。
 (1) 給付型奨学金を創設すること。創設するまで、有利子奨学金をすべて無利子奨学金とすること。
 (2) 延滞利息の制度をやめること。
 (3) 所得に応じた金額を一定期間返せば残額が免除される所得連動型の返済制度を創設すること。
2 県は、以下の措置を取ること。
 (1) 高校の奨学金について、給付型奨学金を創設すること。
 (2) 専門学校、大学の奨学金について、給付型奨学金を創設すること。創設するまで、有利子奨学金をすべて無利子奨学金とすること。
 (3) 延滞利息の制度をやめること。
3 県は、奨学金の滞納者について実態調査を行うこと。

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