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医療崩壊を防ぐために医師、看護師の増員を求める請願

22 医療崩壊を防ぐために医師、看護師の増員を求める請願

受理番号
22
受理年月日
令和2年6月29日
付託委員会
環境福祉委員会
委員会付託日
審査結果
委員会審査日
継続審査状況
議決結果
意見書を発議し、関係機関に要望することとして採択
議決年月日
令和2年7月6日
措置
送付
備考

内容

受理番号:22
 医療崩壊を防ぐために医師、看護師の増員を求める請願

(請願趣旨)
 新型コロナウイルスがパンデミックとなり、全世界で1,000万人以上が感染し、亡くなった方は50万人を超えている。日本では1万8,000人以上が感染し、900人以上が亡くなっている。
 感染者の多いヨーロッパ、アメリカなどでは医療崩壊が起き、この日本でも病院に入院できず亡くなった方や、救急車でたらい回しにされ、重症化し亡くなった方など、医療崩壊と言える状況があった。新型コロナウイルス禍の中で、日本の医療制度がいかに効率優先に少人数で行われ、脆弱なものだったのか国民の目にも明らかとなった。
 岩手県の病院職場は、通常業務でも余裕のない人数であり「ひとたび感染が起きるとたちまち医療崩壊になるのでは」「自分も陽性なのではないか」などの不安を抱えながら仕事をしている。多忙な業務の中、具体的な新型コロナウイルス感染症対策は各病院での対応に任されているため、職員の負担はさらに重くなっている。
 政府はこの間、医師数は偏在しているのであり、足りているとの認識を示した。しかし、医師が集中しているとされた首都東京で医療崩壊と言える状況が起きた。まして、医師充足度最下位の岩手県ではなおさらである。また、OECD(経済協力開発機構)の各国と比較しても、日本の医師、看護師数が少なく、新型コロナウイルス禍以前でも過労死が起きている。
 岩手医療労働組合連合会は4月27日、岩手県に対し医療崩壊を防ぐために必要な対策を求める要請を提出した。
 医療の現場は、個々人の努力によって持ちこたえているが、未知のウイルス、災害支援など不測の事態はこれからも続く。医師、看護師の大幅な増員が必要である。
 以上を踏まえ、地域住民の命と健康を守る立場から、次の事項について国に対し意見書を提出するよう請願する。

(請願事項)
国の責任で医療崩壊を防ぎ、不測の事態に対応できるよう、医師、看護師の大幅な増員を行う手だてをとること。

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