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低出生体重の子どもを育てる家族のためのリトルベビーハンドブックの導入に関する請願

77 低出生体重の子どもを育てる家族のためのリトルベビーハンドブックの導入に関する請願

受理番号
77
受理年月日
令和4年6月28日
付託委員会
環境福祉委員会
委員会付託日
審査結果
委員会審査日
継続審査状況
議決結果
採択
議決年月日
令和4年7月5日
措置
送付
備考

内容

受理番号:77
 低出生体重の子どもを育てる家族のためのリトルベビーハンドブックの導入に関する請願

(請願趣旨)
  2,500グラム未満で生まれた低出生体重児は、正期産で生まれた赤ちゃんより発育、発達が遅れることが多く、通常の母子手帳の成長曲線や月齢ごとの記録では記入が難しいことがある。また、小さく生まれた赤ちゃんは、NICUやGCUでの治療が必要な子が多く、入院時の記録は母子手帳ではなく、母親や家族が別に記録し、通院の度にノートを振り返り説明をしてきた。母親や子供が必要なケアを継続的に受けられるようにするための重要なツールである母子手帳であるが、通常の母子手帳だけでは記録が難しく個人的に記録を残さなければならない。家族と保健医療スタッフがこれまでの経緯を含めて発育等の状況を把握するためには、母子手帳を補うサブブックが必要だと感じている。
  そのような中、静岡県は全国に先駆けて、2018年に当事者家族とともに、しずおかリトルベビーハンドブックを作成した。早産等により小さく生まれた子供を育てる家族は、不安や孤独の中で子育てをしているが、そのような気持ちに寄り添うもので、その後全国での導入が進んでいる。
  岩手県の小児・周産期医療に係る現状について、2020年の出生数を2010年と比較すると、2,500グラム未満で生まれる低出生体重児の割合が増加していると聞いている。小さく産んだことを責めるお母さんたちへ、「出産おめでとう」「産んでくれてありがとう」「これから赤ちゃんがすくすく大きく育ちますように」との思いや願いを込め、岩手県においてもこのようなハンドブックを導入することで、低出生体重児とその家族に必要な情報が届き、誰一人取り残されることなく安心して子育てできる環境となるよう、以下の項目について請願する。
(請願項目)
1 岩手県においてリトルベビーハンドブックの早期導入を図ること。
2 県内各市町村、産科医療機関や関係団体等と連携し、リトルベビーハンドブックが低出生体重児の母親や家族へ届くよう運用すること。

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