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福祉灯油の全市町村での実施を求める請願

79 福祉灯油の全市町村での実施を求める請願

受理番号
79
受理年月日
令和4年10月7日
付託委員会
環境福祉委員会
委員会付託日
審査結果
委員会審査日
継続審査状況
議決結果
採択
議決年月日
令和4年10月17日
措置
送付
備考

内容

受理番号:79
 福祉灯油の全市町村での実施を求める請願

(請願趣旨)
  岩手に住む私たちにとって暖房は不可欠であり、灯油はその主力エネルギーとして欠くことができない生活必需品であるが、昨年度から価格が大幅に高騰している。
  今冬も、円安の進行(昨年の1ドル110円台から現在の1ドル140円台へ)とロシアへの経済制裁の影響から、現在の灯油価格は1リットル113円(1缶2,034円)と、高かった昨年同時期の1.14倍になっており今後も上昇する見込みである。
  昨年度は新型コロナウイルス感染症とロシアによるウクライナ侵攻を理由に、原油価格は1バレル(159リットル)80ドル台から110ドル台へと大幅に上昇した。配達灯油の1リットル価格も、国による燃料油価格激変緩和対策事業はあったものの、シーズンを通して100円を超え、2021年度冬期間における平均的な家庭の灯油代の負担額は、いわて生活協同組合の調べでは923リットル(18リットル缶で約51缶)の使用で97,000円と、前年冬期に比べて26,000円も増え約1.4倍の負担増であった。
  こうした中、岩手県は消費者の要請を受け止め、2011年度から2020年度までの10年間は沿岸被災市町村への灯油代支援が実施され、昨年度については岩手県が新型コロナウイルス感染症対応生活困窮者冬季特別対策事業費補助をいち早く打ち出したことで、全33市町村での福祉灯油や光熱費の助成につながった。
  今冬も、依然コロナ禍による経済活動への影響が続いている。食料品や日用品、電気、ガスなど生活関連品の値上げも止まらず、8月の消費者物価指数は2.8%上昇し30年11か月ぶりの高水準であったが、10月以降も値上げラッシュが予想されている。
  県民は物価高で家計を切り詰めざるをえず、その上1缶2,000円以上もの灯油代の負担は大変である。寒冷地のセーフティーネットとして、福祉灯油は必要な施策だと考える。高齢者や障がい者、ひとり親世帯など低所得家庭が少しでも安心して温かい冬が過ごせるよう、全市町村を対象にした福祉灯油などの支援策を、昨年同様、または昨年以上に対象を拡大し、今年度も実施してもらいたい。
  ついては、以下の施策の実施について請願する。
(請願事項)
  寒冷地岩手のセーフティーネットとして、低所得者のための福祉灯油等の助成を、全市町村を対象に実施すること。

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